2024年産米、新潟県は「平年並み」の見込み 天候に恵まれ高温の影響回避か

AI要約

新潟県の2024年産米の作況は平年並みで、猛暑の影響は比較的少なかった。天候に恵まれたことで、2年ぶりの平年並みの収穫が期待される。

作況は気象データと人工衛星データを用いた予測であり、実測調査ではない。

今年は一部地域で田植えができないなどの問題があったが、全体的には順調に成長した。生産者は高温に備え、稲の栄養確保に力を入れてきた。

2024年産米、新潟県は「平年並み」の見込み 天候に恵まれ高温の影響回避か

 農林水産省は8月30日、2024年産米の8月15日現在の作柄概況(作況)を発表した。新潟県は平年(100)比99~101に相当する「平年並み」の見込み。猛暑が懸念された夏場も平年並みかやや高い気温にとどまるなど、比較的天候に恵まれた。今後、台風による影響や気候に大きな変動がなければ、2年ぶりの「平年並み」に落ち着く可能性が高い。

 8月15日現在の作況は実測調査ではなく、気象データと人工衛星データを用いて予測している。

 24年は春先、少雪と渇水により山間部の一部で田植えができなかった地域があったが、その他の地域では全般的に順調に生育。6、7月の平均気温は高めに推移したものの、8月は平年並みの日が多かった。降水量もおおむね平年並みだった。県は「生産者の皆さんは高温に備えて、稲の栄養確保に努めてきた。まずは一安心」としている。