福島県産ナシ、ベトナムへ出荷 JA福島さくら、3品種5.4トン

AI要約

福島県のJA福島さくらが県産ナシをベトナムに輸出開始

今年は出荷量が少ないものの、糖度は例年通り

出発式では、JAの志賀組合長がベトナムでの定着を期待

福島県産ナシ、ベトナムへ出荷 JA福島さくら、3品種5.4トン

 福島県のJA福島さくらは28日、本年度ベトナムに輸出する県産ナシの出荷を始めた。いわき、郡山両市産の計3品種5.4トンを輸出する。現地のイオン6店舗などで9月中旬から11月上旬ごろまで販売される。

 ベトナムへの輸出は2017年1月に解禁されて以降、新型コロナウイルス感染症の影響による中止を挟んで7回目。収穫時期が異なる3品種ごとに船便で輸出する。第1弾はいわき市産「豊水」1.5トン、第2弾は郡山市産の「二十世紀」2.9トン、第3弾はいわき市産「新高」1トンを予定している。同JAの担当者によると、今年は雨が少なく小玉で、カメムシの影響もあり出荷量も例年に比べて少ないが、糖度などは例年通りだという。

 いわき市のいわき梨選果場で行われた出発式では、同JAの志賀博之組合長が「ベトナムで県産ナシが定着されてきていると聞いている。今後もさらなる定着と風評払拭を図るために連携、協力、努力していきたい」とあいさつ。関係者がテープカットし、ナシを積んだトラックを見送った。