岐阜県知事選、江崎氏出馬を正式表明 人口減対策に重点「人やモノが集まる岐阜に」

AI要約

岐阜県知事選に元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英氏が出馬表明。人口減少や若者の県外流出などの課題に取り組む意向を示す。

前回知事選で敗れた江崎氏が2度目の挑戦。人口減少対策や子育て支援を重視。

他候補は自民党の渡辺猛之参院議員。古田知事は不出馬を表明。

岐阜県知事選、江崎氏出馬を正式表明 人口減対策に重点「人やモノが集まる岐阜に」

 任期満了(来年2月5日)に伴う岐阜県知事選で、元県商工労働部長で元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英(よしひで)氏(59)が21日、岐阜市内で記者会見し、正式に出馬を表明した。江崎氏は、少子化や若者の県外流出などの課題を挙げ「人やモノが集まる岐阜県にしたい」と述べ、人口減少対策や子育て支援策に重点的に取り組む考えを示した。

 次期知事選で正式に出馬表明したのは江崎氏が初めて。江崎氏は2021年の前回知事選で5選を果たした古田肇知事(76)に敗れ、2度目の挑戦。

 会見では、県内各地で続ける自身の講演活動に触れ「どこへ行っても人口減少、老後や子育てへの不安の声が聞かれた。若者と女性の流出が止まらない。現状維持ではこの流れを止めることができない」と指摘。若者や女性の活躍、子育て支援、農業振興、防災対策など地域が抱える課題を挙げ「大事なことは岐阜県の知名度を高めていくこと。日本全体で、解決策のモデルとなるようなものを岐阜県から発信していきたい」と語った。

 次期知事選を巡っては、江崎氏のほか、自民党の渡辺猛之参院議員(56)=岐阜選挙区=が出馬への意欲を示している。古田知事は今月8日の定例記者会見で不出馬を表明している。