そろり秋の気配 奈良の春日大社万葉植物園でオミナエシ見頃 きょう8月22日は「処暑」

AI要約

きょう22日は二十四節気の一つ、処暑(しょしょ)。暦の上では暑さが和らぎ、穀物が実り始める頃とされる。

万葉集にゆかりの深い植物を集めた春日大社万葉植物園では秋の七草が咲き出した。厳しい暑さが続き、開花は1~2週間程度遅いという。

現在はオミナエシが見頃で、秋の訪れを感じさせる美しい黄色の花が咲き誇っている。

そろり秋の気配 奈良の春日大社万葉植物園でオミナエシ見頃 きょう8月22日は「処暑」

 きょう22日は二十四節気の一つ、処暑(しょしょ)。「処」は落ち着くという意味もあり、暦の上では暑さが和らぎ、穀物が実り始める頃とされる。とはいえ、「危険な暑さ」はしばらく続きそうだ。

 万葉集にゆかりの深い植物を集めた春日大社万葉植物園(奈良市春日野町)ではオミナエシやキキョウ、ハギなど「秋の七草」が咲き出した。「厳しい暑さが続き、全体的に例年に比べて開花は1~2週間程度遅い」と同園。

 今はオミナエシが見頃。枝分かれした茎の先端に黄色い小花が固まって咲き、美を競っている。一つずつの花は直径3~4ミリほどだが、多数が密集し圧巻。秋到来を予感させる。

 開花状況は同園、電話0742(22)7788。