駐車場に止めた車に置き去り 死亡の生後10カ月男児の両親(27)を略式起訴 重過失致死の罪で 福岡・北九州市

AI要約

福岡県北九州市の大型商業施設の駐車場で、生後10カ月の男の子が車の中に置き去りにされて死亡した事件で、両親が重過失致死の罪で略式起訴された。

男の子は脱水症と熱中症により死亡し、両親は互いに男の子を一緒にいると勘違いしていたと述べたが、未然に防止すべき共同の注意義務を怠ったとして起訴された。

検察は両親の重大な過失により男の子が死亡したとして、事件の重さを問題視している。

駐車場に止めた車に置き去り 死亡の生後10カ月男児の両親(27)を略式起訴 重過失致死の罪で 福岡・北九州市

福岡県北九州市にある大型商業施設の駐車場で去年8月、生後10カ月の男の子が車の中に置き去りにされて死亡した事件で、男の子の両親(いずれも27)が19日、重過失致死の罪で略式起訴されました。

北九州市八幡西区の大型商業施設で去年8月、生後10カ月の男の子が駐車場に止めた車の中に約2時間半置き去りにされ、死亡しました。

死因は脱水症と熱中症でした。

小倉北区に住む両親は警察の調べに対し、当時、別々に買い物をしていて互いに「男の子と一緒にいると勘違いしていた」などと話し、警察は今年2月、重過失致死の疑いで書類送検していました。

検察は19日、両親には男の子の生命に危険が及ぶ事態を未然に防止すべき共同の注意義務があるのに「車内に放置したまま出かけた重大な過失により死亡させた」などとして重過失致死の罪で両親を略式起訴しました。