「食」学びながら親子でBBQ満喫 八戸・イメルダ幼稚園で交流イベント

AI要約

イメルダ幼稚園の保護者によるパパ倶楽部が食育バーベキューを開催。園児や保護者が親睦を深めながら野菜や魚の栄養やさばき方を学ぶ。参加者は楽しみながら食事を楽しみ、交流の機会を楽しむ。

「食」学びながら親子でBBQ満喫 八戸・イメルダ幼稚園で交流イベント

 八戸市のイメルダ幼稚園の保護者でつくる「パパ倶楽部」(小山昇キャプテン)が10日、同園で食育バーベキューを初開催した。親子や保護者同士で親睦を深めながら、子どもが学びを得る機会として企画。園児ら約20人は野菜の栄養や魚のさばき方を学び、保護者と一緒に調理や食事を楽しんだ。

 園児の父親が参加する同クラブは、数年前まで夏の行事として縁日を行っていた。ただ、近年の猛暑で実施が難しくなり、昨年はおいらせ町の下田公園で親子キャンプを企画。今回は参加のハードルを下げ、多くの親子に参加してもらおうと園庭でのバーベキューとした。

 この日は園児と兄弟、保護者、関係者計約50人が参加した。材料の野菜や魚は、仕事で農業や水産業に携わる保護者が新鮮なものを提供。市内の水産加工会社に勤務する松橋晃司さん(45)は、漁船が出航し、魚を捕って水揚げするまでの流れを説明した後、用意したイワシのさばき方を実演した。

 園児ら約20人は早速、保護者に手伝ってもらいながらイワシのうろこを取り、頭を落として内臓を取り除く作業に挑戦。戸惑いながらも、目を輝かせながら作業に取り組んでいた。

 焼いたイワシを食べた年長の熊野智紀一ちゃん(6)は「(イワシは)あまり食べたことがなかったけれどおいしい。さばくのは楽しかった」と充実した表情を見せた。

 バーベキューのにぎやかな様子を見守った同幼稚園の天摩直美園長は「お父さんたちが協力し合い、いい交流の場ができた。来年もまた開けたら」と目を細める。

 炭火で魚などを焼く役割を担った小山キャプテンは「親子で思い出を作り、子どもたちが学びや気付きを得て帰ってくれたらうれしい」と笑顔で額の汗を拭った。