参院補選10月に 各党候補者選び急ピッチ 広瀬参院議員辞職【岩手】

AI要約

広瀬めぐみ参院議員の辞職を受け、参院岩手選挙区の補欠選挙が10月に行われる見通しとなり、各党の候補者選びが急ピッチで進む。

広瀬氏は初の女性参院議員として当選したが、不倫関係や詐欺容疑などの問題により辞職に至った。

公選法の規定で10月27日に投票予定の参院補選に向け、各党の動きが加速している。

 広瀬めぐみ参院議員の辞職を受け、参院岩手選挙区の補欠選挙が10月に行われる見通しとなり、今後、各党の候補者選びが急ピッチで進みそうだ。

 広瀬氏は盛岡市出身の弁護士。現新5人が争った2022年7月の参院選岩手選挙区に自民党公認で立候補し、初当選を果たした。同選挙区としては30年ぶりに自民が勝利し、本県初の女性参院議員となった。

 しかし、23年に参加していた党女性局のフランス研修が「観光旅行のようだ」と批判を受けたほか、今年3月には週刊誌に報じられた外国人男性との不倫関係を認めて謝罪するなど問題が相次いでいた。7月に秘書給与をだまし取ったとして、詐欺容疑で盛岡市の事務所を含む関係先が東京地検特捜部から捜索を受けたことが辞職の引き金になったとみられる。

 公選法の規定で参院補選は10月27日投票の見込み。告示日は県選挙管理委員会が後日決める予定。今後、候補者選びに向けた各党の動きが加速する。

 県選管によると、本県で参院補選が行われたのは1947年、68年、87年の過去3回ある。