広瀬めぐみ氏、議員辞職の意向 任意聴取に「秘書は勤務せず」

AI要約

岩手選挙区の広瀬めぐみ参院議員が公設秘書の給与を詐取したとされる事件で、秘書に勤務実態がなかったことを認める供述をしたと報じられている。

広瀬氏は妻を公設第2秘書として実際に勤務していないにもかかわらず給与計約400万円を不正に受給した疑いが浮上しており、自ら議員辞職する意向を示しているという。

事件の核心は、広瀬氏が第2秘書の口座に振り込まれた給与を受け取り、その大半を現金で受け取っていた疑いである。

広瀬めぐみ氏、議員辞職の意向 任意聴取に「秘書は勤務せず」

 広瀬めぐみ参院議員(58)=岩手選挙区、自民党を離党=が公設秘書の給与を詐取したとされる事件で、広瀬氏が東京地検特捜部の任意聴取に対し、秘書に勤務実態がなかったことを認める供述をしたことが関係者への取材で判明した。広瀬氏は周囲に議員辞職する意向を示しているという。

 関係者によると、広瀬氏は2022年冬から23年夏まで、公設第1秘書の妻を公設第2秘書としていたが、第2秘書に勤務実態はなく、給与計約400万円を国からだまし取った疑いがある。

 第1秘書は特捜部に対し「広瀬氏から第2秘書として妻の名義貸しを依頼された。事務所の運営費に必要だと言われ、断れなかった。妻に勤務実態はなかった」と説明しているという。

 広瀬氏の第2秘書の口座に国から振り込まれていた給与の大半は、引き出された後に現金で広瀬氏に渡っていたとみられる。

 広瀬氏は3月に自身のホームページで、「第2秘書はリモートワークで支援者のリスト作成をしたり、車の運転をしたりしており、勤務実態があった」と主張していた。【安元久美子、北村秀徳、岩本桜、山田豊】