絵本と虫取りに親しむ夏休み 公園でカフェが親子体験教室/京都府福知山市

AI要約

夏休み自然体験教室「ごきげんえほん!せみとり名人」が福知山市で開催され、親子2組5人がセミ取りを楽しむ。

絵本カフェが企画し、絵本の読み聞かせから始まり、セミ採集を通じて子どもたちが自然に親しむ様子が描かれる。

講師による指導のもと、子どもたちはセミやカブトムシを探し、暑い中で楽しみながら活動した。

絵本と虫取りに親しむ夏休み 公園でカフェが親子体験教室/京都府福知山市

 京都府福知山市猪崎、三段池公園でこのほど、絵本と虫取りに親しむ夏休み自然体験教室「ごきげんえほん!せみとり名人」が開かれ、親子2組5人が暑さも忘れ夢中でセミ取りを楽しんだ。

 公園そばにある絵本カフェ「ぼちぼちいこか」(山段弥寿子オーナー)が、夏休み中に自然に親しみながら身近な昆虫の名前や生態を学び、動植物への関心を高めるきっかけになればと企画した。

 最初に絵本「せみのぬけがら」の読み聞かせがあり、そのあと参加者たちは三段池の周囲の遊歩道を歩きセミを観察しながら採集した。

 講師を市自然科学協力員の山段眞彦さん(63)が務め、子どもたちは網を持ち、鳴き声を頼りに探したが、最初はなかなか見つけることができなかった。それでも木の上部にいるセミを見つけると「おった」「あそこや」などと言い、目を輝かせていた。

 ニイニイゼミなどの成虫のほか、抜け殻やカブトムシも見つけ、子どもたちは猛暑の中、休憩を取りながら園内を歩き回った。

 庵我小学校1年の男児は「セミの抜け殻がたくさんあった。セミ取りは難しいけど楽しかった」と話していた。