「思いが届いたかも」ヒマワリ宿す4歳児の遺志 ぐんぐん伸びて青空まで

AI要約

南丹市の地元の子どもたちが植えたヒマワリが、京都府警南丹署の花壇で大輪を咲かせている。

交通事故で亡くなった男児が育てていたヒマワリの種を府警が引き継ぎ、花を咲かせるプロジェクトが展開されている。

南丹市の園部幼稚園の年長園児が種を植え、署員や子どもたちの思いが伝わった結果、立派な花が育っている。

「思いが届いたかも」ヒマワリ宿す4歳児の遺志 ぐんぐん伸びて青空まで

 交通事故防止の願いを込め、地元の子どもたちが種を植えたヒマワリが、京都府南丹市の京都府警南丹署の花壇で大輪を咲かせている。猛暑が続く中、高さ3メートルほどに成長した花も出てきた。

 2011年に交通事故で亡くなった木津川市の男児=当時(4)=が生前育てていたヒマワリの種を府警が引き継ぎ、各地で花を咲かせる「ひまわりの絆プロジェクト」の一環。

 南丹市の園部幼稚園の年長園児21人が今年5月に同署を訪れ、プランターに種を植えた。発芽した苗が15センチほどに育ったタイミングで敷地内の花壇に植え替えられると、ぐんぐんと背丈を伸ばした。

 水やりをしていた小谷憲司警部補は「ここまで大きく育ったヒマワリは初めて。署員や子どもたちの思いが届いたのかも」。

 9月には再び園児たちを招き、種を収穫する。