「家に帰ったら母がうずくまって泣いていた」 戦争で家族亡くした遺族団が全国戦没者追悼式に出発

AI要約

福岡県の戦没者遺族代表団が結団式を開き、全国戦没者追悼式に向けて出発。15歳から89歳までの38人の遺族が参列。

遺族の一人は父が戦死し、戦争の悲劇を胸に実感。戦争の無くなる平和を願っている。

福岡県でも戦没者追悼式が開かれ、平均年齢77.8歳の遺族が参列予定。

「家に帰ったら母がうずくまって泣いていた」 戦争で家族亡くした遺族団が全国戦没者追悼式に出発

終戦からあす15日で79年です。福岡県の戦没者の遺族代表団が結団式を開き、あす東京で開かれる全国戦没者追悼式に向けて出発しました。

福岡空港では14日、15日に東京で開催される全国戦没者追悼式に参列する、遺族代表団の結団式が開かれました。

福岡県 大曲昭恵 副知事「これからの平和を願う気持ちそれを新たにしていただければと思っております。」

福岡県の戦没者は9万3299人にのぼり、15日の追悼式には、15歳から89歳までの38人の遺族が参列します。

遺族団最年長 西明晃雄さん(89)小学4年生の時に父が戦死「家に帰りましたら母が仏間でうずくまって泣いておりましたので、本当に父が戦死したんだなって思ったことがあります。母がどれほど苦労したかですね、子供ながらにそう思っておりました。戦争はもう絶対にしたらいけないですね」

福岡県でも15日に戦没者追悼式が開かれますが、参列する遺族の平均年齢は77.8歳となっています。