郡上おどりの「徹夜おどり」始まる 明け方までおはやしとげたの音響く

AI要約

 岐阜県郡上市で、徹夜おどりが始まった。熱気に包まれた夜は、明け方までおはやしと踊り続けられた。

 国重要無形民俗文化財の郡上おどりが盛大に行われ、多くの踊り客が詰めかけた。踊り客の入り込みへの影響も心配されたが、幾重にも踊りの輪が広がった。

 白鳥おどりも楽しい踊りが続き、徹夜おどりは数日間続く。

郡上おどりの「徹夜おどり」始まる 明け方までおはやしとげたの音響く

 郡上おどり(岐阜県郡上市八幡町)と白鳥おどり(同市白鳥町)で13日、夜通し踊る「徹夜おどり」が始まった。奥美濃の夏の猛暑に負けない熱気がまちを包み、明け方までおはやしとげたの音が鳴り響いた。

 国重要無形民俗文化財で、2022年11月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された郡上おどりが行われた同市八幡町では、踊り屋形で保存会員が「かわさき」「春駒」などの名調子を響かせた。1日に市内最大級の旅館「ホテル郡上八幡」が営業を停止し、踊り客の入り込みへの影響も心配されたが、会場には約6万4千人もの踊り客が詰めかけ、幾重にも踊りの輪を広げた。

 同市白鳥町の白鳥おどりの会場では、約5千人の踊り手たちが軽快なテンポの踊りを楽しんだ。

 徹夜おどりは、郡上おどりが16日までの4夜、白鳥おどりが15日までの3夜行われる。