阿知須の歴史 歩いて学ぶ、探検ウオークラリーに親子15人【山口】

AI要約

歴史探検ウオークラリーが山口市阿知須で開催された。親子計15人が同地域の歴史や文化を学びながらクイズを解いた。

参加者は阿知須の町並みや神社を巡りながら、歩いていぐらの館へ向かった。クイズに挑戦しながら楽しんだ。

優勝者は小坂まいさんで、阿知須の歴史を学びながら、楽しい体験をしたと話した。

阿知須の歴史 歩いて学ぶ、探検ウオークラリーに親子15人【山口】

 歴史探検ウオークラリーは11日、山口市阿知須のいぐらの館(末永恒二館長)を拠点に開かれた。親子計15人がクイズを解きながら、同地域の歴史や文化を学んだ。同館主催。

 夏休みに親子で阿知須について理解と愛着を深めてもらおうと初開催。市教育委員会文化財保護課が協力した。

 同地域交流センターを出発点として、曲がり角ごとに複数のこまに分けられ簡略化された地図を頼りに、神社や路地を経由して同館までを歩いた。8カ所のチェックポイントには阿知須の歴史に関するクイズを設定。阿知須大橋側にある大型石灯籠では、いぐらの館を所有していた中川家の別荘がかつてその場所にあったかどうか問われた。

 参加者は、回船業で栄えたことを示す居蔵造りの町並みや、海上安全と豊漁を祈願する神が祭られた恵比寿神社を楽しんで巡っていた。

 標準時間の60分に最も近い時間で戻ってきた人を優勝とした。59分で1位だった小坂まいさん(阿知須小5年)は母の洋子さんと参加。「知らないことを学ぶことができた。道に迷ったけれど、優勝できてうれしい」と笑顔だった。

 末永館長(70)は「参加者が楽しんでくれてよかった。阿知須の歴史を知ってもらえるよう来年以降も開催できれば」と話した。