小中学生が台城公園をデザイン ゲーム活用し自由な発想で【長野県松川町】

AI要約

長野県松川町で開催されたワークショップでは、子どもたちがマインクラフトを使って元大島の台城公園の遊具をデザインした。

町が遊具更新の計画を立て、地域案内人のメンバーが歴史背景や特徴を紹介しながら子どもたちとアイデアを出し合った。

子どもたちがマインクラフトでイメージを具現化し、町は作成したアイデアを展示する予定。

小中学生が台城公園をデザイン  ゲーム活用し自由な発想で【長野県松川町】

 長野県松川町は11日、プログラミング教育の教材として活用されるゲーム「教育版マインクラフト」を使い、元大島の台城公園の遊具をデザインするワークショップを開いた。町内在住の小中学生約20人が参加。フィールドワークで園内を散策して理想的な公園のイメージを膨らませ、マインクラフトの世界に創り上げていった。

 同園の遊具更新を計画する町が、「どんな遊具があれば楽しくわくわくでき、多くの人に訪れてもらえるのか、子どもたちと一緒に考えたい」と企画した。フィールドワークでは、町民有志でつくる地域案内人「おいなんよ松川」のメンバーが台城の歴史背景や特徴などを紹介し、子どもたちのアイデアを引き出した。

 案内人の説明を聞きながら園内を散策し、全体像を把握した子どもたち。本丸からの景色を確認したり、現状の遊具を使ってみたりしながら、園内にほしいものを考えていた。松川中学校2年の生徒(13)は「景色が思っていた以上に良かった。景色を生かせるようなデザインができたら」と話していた。

 フィールドワーク後は町中央公民館に移動し、マインクラフトでイメージの具現化に挑戦。あらかじめゲーム内に再現してある台城の「二ノ丸」「本丸」に、グループごと意見を出し合いながら遊具などを設置していった。町は子どもたちが作成したアイデアを3Dプリンターで出力し、町文化祭で展示する。