9月29日までスタンプラリー 館山と鴨川の古書店など3カ所(千葉県)

AI要約

館山、鴨川両市にある古書店と、民間の図書館の3カ所を巡るスタンプラリー「房総古本巡歩」が開催中。スタンプを集めてオリジナルトートバッグと交換できる期間は9月29日まで。イベント主催者は本でまちを活性化したいと期待を寄せている。

風六堂、永遠の図書室、文海の3者が共同開催し、地域の活性化を図っている。古書店の店主は本がある場所には人が集まり、コミュニティーが生まれると考えている。

スタンプラリーは本に関する活動をする人々と読書好きをつなげる機会になっており、地域の書店が減少する中で新たな取り組みが増えている。参加者は夏の小旅行気分で楽しめるとしている。

9月29日までスタンプラリー 館山と鴨川の古書店など3カ所(千葉県)

館山、鴨川両市にある古書店と、民間の図書館の3カ所を巡るスタンプラリー「房総古本巡歩(じゅんぽ)」が開かれている。9月29日までの期間中に3カ所でスタンプを集めてオリジナルトートバッグと交換するもので、主催の店主らは「本でまちを活性化できたら」と期待を込める。

館山市北条の古書店「風六堂」と、民間図書館「永遠の図書室」、鴨川市横渚の古書店「文海」の3者による共同開催。風六堂の店主、笹木千尋さん(38)は、「本があるところには人が集まる。目的なくふらっと立ち寄り、本を買わなくても人と会うことでコミュニティーも生まれる」と、本でまちの活性化につなげたいと2年前に自らの店をオープンした。

笹木さんによると、地域の書店が減っていく中、新たな民間図書館や古書店が増えており、店舗を持たずにフリーマーケットやマルシェで本の出店や、読み聞かせを開く人なども多くいるという。

スタンプラリーは、このような本に関する活動をする人らと、本の好きな人をつなげる機会にしたいと店主らが企画した。台紙は各店にあり、永遠の図書室では来館のみ、その他は1000円以上の買い物で押印がもらえる。「少し離れた館山と鴨川にある本屋ですが、夏の小旅行気分で楽しんでもらえたら」と店主ら。

問い合わせは、風六堂の笹木さん(電話080・1191・9177、メールkazenotoshoshitsu@gmail.com)へ。

各店の営業日時、場所は次のとおり。

▽風六堂=午前11時~午後5時、水~土曜日(8月21~24日は休み)、館山市北条1808

▽永遠の図書室=午後1時~5時、日曜日、館山市北条1057

▽BookCafe文海=午前10時~午後6時、火・水・土曜日、鴨川市横渚721―6

(安井咲子)