恒例の奄美合宿 トレーニングに励む 奄美出身者も所属 鹿児島城西高校・空手道部

AI要約

鹿児島城西高校空手道部の奄美合宿が太陽が丘総合運動公園武道場で行われている。

合宿では基本動作から突きの練習まで幅広いトレーニングが行われており、OBや保護者会もサポートしている。

合宿は新チームへの移行前の1、2年生のスキルアップを目指すもので、地元の子どもたちとの合同練習も予定されている。

恒例の奄美合宿 トレーニングに励む 奄美出身者も所属 鹿児島城西高校・空手道部

 鹿児島城西高校(日置市)の空手道部(仁木孝博監督)の奄美合宿が7日から、鹿児島県奄美市笠利町の太陽が丘総合運動公園武道場で行われている。同部には仁禮海美(3年、赤木名中出身)、永喜広大(2年、伊仙中出身)、厚大輝(1年、名瀬中出身)の奄美出身の3人が所属。寝食を共にしながらトレーニングに励んでいる。

 奄美での合宿は同部の恒例行事。同部の仁木監督が同町出身であることや、全国高校総体(インターハイ)を終えて1、2年生主体のチームに移行する前に、チームや個人の技能を高めることなどが目的。1、2年生たちは基本動作を中心にしたトレーニング、3年生はサポート役として1、2年生に構え方の手本を見せたり、氷のうや飲料の準備などで練習を支えている。

 合宿3日目の9日午前中は約5㌔のランニングを行い、部員たちは適宜休憩を挟みながら100㍍の坂道ダッシュを約5本行った。午後からは道着を着けて同公園内の武道場で基本である突きの練習などに約2時間汗を流した。

 練習には同部のOBらも氷や清涼飲料水の差し入れのほか、練習に加わるなど合宿に熱が入った。

 3年の仁禮さん(17)は「インターハイも終えて、これから新チームとなる。期間中は1、2年生に細かい点などをアドバイスしたい」と話し、同部の原永貴文コーチ(36)は「私も笠利出身。OBや保護者会等の手厚いサポートもあり、鹿児島とは違った空手のための練習ができている」と語った。

 同部の合宿は11日まで。最終日には地元の子どもたちとの合同練習を予定している。