本吉市議が出馬意向 羽咋市長選、選挙戦の公算

AI要約
9月29日告示、10月6日投開票の羽咋市長選に、市議の本吉典子氏が立候補する意向を固めた。現職の岸博一氏は再選出馬が有力視されており、選挙戦が激しくなる見通し。本吉氏は公平で公正な政治を目指すと述べ、16日に出馬を正式に表明する予定。岸氏は地震対応を最優先させる方針を示し、2期目への意欲は十分とみられる。岸氏を支える第1会派の市議は、他の候補が名乗り出たからといって慌てる必要はないと述べた。
本吉市議が出馬意向 羽咋市長選、選挙戦の公算

 9月29日告示、10月6日投開票の羽咋市長選に、市議の本吉典子氏(42)=無所属、1期、滝町=が立候補する意向を固めたことが11日分かった。本吉氏は北國新聞社の取材に「公平で公正な政治を目指す」と述べた。現職の岸博一氏(69)=無所属、1期、旭町=は現時点で態度を明らかにしていないが、再選出馬が有力視されており、選挙戦となる公算が大きくなった。

 16日に会見を開き、出馬を正式に表明する見通し。本吉氏は本吉淨与(きよと)前県議の妻で、2021年9月、市議に初当選した。市議会では淨与氏に連なる第2会派「新風はくい」に所属し、稲村建男県議に近い岸氏とは距離を置いている。

 岸氏は11日、北國新聞社の取材に対して地震対応を最優先させる方針を示し、「8月末をめどに復興計画がまとまる。進退はそれから考える」と述べるにとどめた。

 ただ、2期目への意欲は十分とみられており、岸氏を支える第1会派「輝政会」の市議は「他の人が名乗り出たからといって慌てる必要はない」と語った。