モモ1検体から基準超える残留農薬検出 JAてんどうが約204キロ自主回収(山形県)

AI要約

山形県のJAてんんどうが出荷したモモから基準を超える残留農薬が検出され、自主回収を始めた。

検出された農薬成分は殺虫剤チアクロプリドで、基準値を超える4.4ppmの検出があった。

出荷前の検査結果を待たず出荷されたことが原因で、既に回収が始まっている。

モモ1検体から基準超える残留農薬検出 JAてんどうが約204キロ自主回収(山形県)

山形県のJAてんんどうは9日、出荷したモモから基準を超える残留農薬が検出され、出荷分約204キロの自主回収を始めたと発表しました。

JAてんどうによりますと、残留農薬基準を超える農薬成分が検出されたのは8月4日と6日に出荷したモモ「あかつき」約204キロのうちの1検体です。食品衛生法で定められている残留農薬基準値の3ppmを上回る4.4ppmの殺虫剤チアクロプリドが検出されました。

出荷前の栽培履歴の点検と残留農薬の事前検査結果をもって出荷開始のルールとしていましたが、栽培履歴に問題がなかったことから検査結果を待たず出荷したということです。

JAてんどうでは残留農薬基準を超過した原因を調べるとともに、出荷したモモを卸売会社を通して、客に周知し、回収しているということです。今回、検出された値は体重50キロの人がこのモモを毎日136グラムずつ一生涯食べ続けても影響がない値だとしています。