清掃中にガス吸引し1人重体 福島・西郷の半導体工場

AI要約

福島県西郷村の半導体工場で二人が不活性ガスを吸引し、39歳男性が重体になった事件が発生。

男性は清掃作業中にガスを吸引し、酸欠状態に陥った可能性がある。

労災事故として白河署が調査中。

清掃中にガス吸引し1人重体 福島・西郷の半導体工場

 7日午後2時15分ごろ、福島県西郷村小田倉字大平の信越半導体白河工場で白河市関辺上ノ原、派遣社員の男性(39)と須賀川市栗谷沢、派遣社員の男性(46)が不活性ガスのアルゴンガスを吸引した。39歳男性は意識不明の重体で、46歳男性は体調不良を訴える軽症。

 白河署によると、同工場は半導体の部品を製造。39歳男性は機器の中で清掃作業中に充満したガスを吸引し、酸欠状態に陥ったとみられる。46歳男性は、39歳男性を助けようとして吸引したという。同署が労災事故とみて調べている。