<独自>北海道・北見市、非正規公務員90人削減方針 25年度 経費抑制策の一環

AI要約

北見市が来年度、非正規公務員の1割弱に当たる90人程度を削減する方針を固めたことが7日分かった。

市の会計年度任用職員は4月時点で約1200人。事務補助職90人程度は契約更新しない方針で、削減効果額は約2億円を見込む。

非正規職員の大量雇い止めについて、NPO法人官製ワーキングプア研究会は異例だと指摘している。

<独自>北海道・北見市、非正規公務員90人削減方針 25年度 経費抑制策の一環

 【北見】北見市が来年度、非正規公務員(会計年度任用職員)の1割弱に当たる90人程度を削減する方針を固めたことが7日分かった。経費抑制策の一環で、同市が会計年度任用職員を削減するのは初めて。NPO法人官製ワーキングプア研究会(東京)は「1割弱の非正規職員が一度に雇い止めになるのは聞いたことがない」としている。

 市の会計年度任用職員は4月時点で約1200人。このうち文書の封詰めやデータ入力などを担う事務補助職90人程度は、本年度末を最後に契約を更新しない方針という。事務補助職が担っている業務は正規職員が対応するなどし、削減効果額は約2億円を見込む。