【速報】埼玉のJR、私鉄で一部運転見合わせ 本川越駅が冠水 車4台水没の駅も

AI要約

埼玉県内での豪雨による被害が相次いだ。武蔵嵐山駅などで車両4台が水没し、各所で道路冠水の被害が出た。幸いなことに人的被害はなかったが、交通機関にも影響が出ている。

西武新宿線やJR八高線などの列車は運転見合わせとなり、バスによる代行輸送が行われている。停電も発生し、朝霞市や新座市などで影響が大きかった。

また、さいたま市浦和区の県庁第三庁舎では落雷による損壊が発生。雷雨の影響も指摘されており、被害が広範囲にわたっている。

【速報】埼玉のJR、私鉄で一部運転見合わせ 本川越駅が冠水 車4台水没の駅も

 埼玉県警小川署によると、埼玉県嵐山町の東武東上線武蔵嵐山駅西口で7日午後6時10分ごろ、道路冠水により車両4台が水没したが、人的被害はなかった。また、東松山市内でも各所で膝下くらいまでの冠水が発生し、「車から出られない」などの通報が警察や消防に寄せられた。川越市内でも車の水没や道路冠水に関する通報が複数件あった。

 西武鉄道によると、西武新宿線は午後6時25分ごろ、本川越駅の冠水により、狭山市―本川越駅間で運転を見合わせた。午後8時35分現在も運転を見合わせている。

 JR八高線も運転を見合わせ、バスによる代行輸送を実施した。

 このほか、JR、私鉄各路線で運行に影響が出た。

 また、さいたま市浦和区の県庁第三庁舎では同日夜、落雷の影響とみられる外壁の損壊が確認された。目撃者の30代男性が付近を歩いていたところ、突然第三庁舎の屋上で火花が散り、直後に外壁の一部とみられる物が落ちてきたという。「まさか目の前で雷が落ちると思わなかった」と驚きを隠さなかった。

 東京電力パワーグリッドによると、午後7時10分ごろの時点で、県内3万6540軒が停電した。停電件数が多かったのは朝霞市(1万4820軒)、新座市(1万240軒)などだった。

=埼玉新聞WEB版=