広島銀行、短プラ引き上げ 2・125%に、9月2日改定 他の地場銀行も検討

AI要約

広島銀行が金利引き上げを決定、17年半ぶりの措置

融資や個人向けローンの金利に影響、他の地場銀行も検討中

短プラの上昇が住宅ローン金利にも影響、借り入れ客への変動金利見直しも必要

広島銀行、短プラ引き上げ 2・125%に、9月2日改定 他の地場銀行も検討

 広島銀行(広島市中区)は6日、融資や個人向けローンの金利の指標となる短期プライムレート(短プラ)を0・15%上げ、2・125%にすると発表した。日銀が7月末に決めた追加利上げへの対応で、引き上げは2007年3月以来17年半ぶり。普通預金の金利も0・02%から0・1%に上げる。ともに9月2日に改定する。他の地場銀行8行も短プラや預金金利の引き上げを検討している。

 短プラは住宅ローンの変動金利に連動する。毎月初めに公表される新規の住宅ローン金利に反映される見通し。既に変動金利で借り入れている顧客は4月と10月に金利を見直すタイミングが巡ってくる。

 広島銀によると、事業者向けの融資残高のうち、貸出金利が短プラに直接連動するのは全体の約3割を占める。他の融資でも短プラなどを参照し、融資先の信用度や貸出期間などを踏まえて個別に金利を提案する。