給食ない夏休みも支援 富山・やなぎまち子ども食堂 中部、いずみ高生富大生、企業が連携

AI要約

富山市東田地方町の子ども食堂が夏休み中の支援を充実させるためのイベントを始めた。

初日には菓子作りやeスポーツ体験が楽しめ、地元の小中学生約20人が参加した。

パソコン貸し出しやゲーム体験も行われ、子どもたちの楽しい時間をサポートしている。

給食ない夏休みも支援 富山・やなぎまち子ども食堂 中部、いずみ高生富大生、企業が連携

  ●菓子作り、eスポーツ満喫

 富山市東田地方町の子ども食堂「やなぎまち子ども食堂in空満(からふる)」が5日、学校給食のない夏休み中の支援を充実させようと、大学生や高校生、企業と連携したイベントを始めた。9日まで毎日開催し、菓子作りやeスポーツ体験が楽しめる。代表の坪坂明子さん(44)は「楽しくにぎやかに過ごしてもらうとともに、支援の輪を広げていきたい」と話した。

 初日は地元の小中学生約20人が利用し、県内の飲食店から提供してもらったギョーザが昼食に出された。デザートとして、富山いずみ高と富山中部高の2年生9人が子どもたちと一緒にホットプレートでクレープを作って食べた。生クリームをたっぷり載せた柳町小6年の森蒼亮さんは「うまく焼けてうれしい」と笑顔で話した。

  ●NTT西富山支店、パソコン貸し出し

 NTT西日本富山支店はパソコン2台を無料で貸し出し、3種類のゲームを用意した。富大ボランティアサークル「虹の鳥」の学生2人は子どもたちの宿題を手伝った。

 企画は「こどもまんなか応援プロジェクト」と銘打ち、子ども食堂を5~9日午前11時~午後6時に開く。

 やなぎまち子ども食堂in空満(からふる)は2020年8月に坪坂さんが始め、月2回ほど活動している。夏休みは子どもが自宅で1人で過ごす家庭が多く、栄養バランスが崩れやすいため開催回数を増やすことにした。