ライトキューブで爆発物想定、テロ未然防止へ合同訓練 宇都宮東署など

AI要約

宇都宮東署がJR宇都宮駅東口の施設で不審物対処訓練を実施

施設職員と県警が協力して爆発物の想定で避難誘導手順を確認

不審物処理や不審者対応の訓練を実施し、官民一体でテロ対策を強化

ライトキューブで爆発物想定、テロ未然防止へ合同訓練 宇都宮東署など

 不特定多数の人が集まる大規模施設でのテロを未然に防止しようと、宇都宮東署は5日、JR宇都宮駅東口の交流拠点施設ライトキューブ宇都宮で、関係機関と合同で不審物対処訓練を行った。

 「1階ホワイエ内に何者かが不審物(爆発物)を仕掛けた」との想定で実施。施設職員の模擬110番通報から、職員と県警による来館者の避難誘導まで一連の手順を確認した。

 その後、県警機動隊の爆発物処理班が防護服や防護盾、特殊なアームを使用して、不審物に見立てた紙袋を専用車両に格納して運び出した。また県警の指導で不審者対応訓練も行われ、施設職員に刺股の使い方などを指導した。

 ライトキューブ宇都宮の村山勝己(むらやまかつみ)施設長は「有事の際にきちんと実践できるよう今日の経験を忘れないようにしたい」。同署の印南浩司(いんなみこうじ)署長は「不特定多数の人が集まる施設や地域住民の方と官民一体でテロ対策を実施していきたい」と話した。