小林製薬、報告漏れが計9社 紅こうじ摂取製品の供給先再調査

AI要約

小林製薬が再調査結果を公表し、紅こうじを供給していた企業の内、製品にサプリと同等以上の紅こうじが含まれていた可能性がある9社を特定した。

厚生労働省は新たに腎障害との関連が指摘される物質が検出された2社について注意喚起を行い、健康被害報告はないことを明らかにした。

安全性に関する懸念と共に、小林製薬と関連企業の行政処分や再発防止策の検討が進められている。

 小林製薬は1日、食品原料として紅こうじを供給していた企業についての再調査結果を公表し、紅こうじサプリメントと1日当たり同等量以上の紅こうじを摂取する製品をつくっていた供給先企業が計9社あったと公表した。4月の調査では「該当製品はない」と説明し、7月26日に実際には5社あったと公表。今回の再調査によって報告漏れは計9社となった。

 厚生労働省は、1日に追加された4社のうち新たに2社について、腎障害との関連が指摘される青カビ由来の物質プベルル酸が検出されたロットが納入され、製品にサプリと同等以上が配合された可能性があるとした。健康被害報告はない。