災害廃棄物の一部を東京で受け入れへ「要請があればお受けする」小池都知事が能登半島地震の被災地を視察

AI要約

東京都の小池知事が、31日に能登半島地震の被災地である石川県輪島市を訪れ、災害廃棄物の処理支援や特産品展示即売会の提案などを行った。

小池知事は、被災地の復興支援に東京都の職員を派遣し、地元の復旧に貢献することを強調した。

東京都は、廃棄物受け入れや特産品販売支援など幅広い支援策を伝え、被災地の復興に協力する姿勢を示した。

災害廃棄物の一部を東京で受け入れへ「要請があればお受けする」小池都知事が能登半島地震の被災地を視察

東京都の小池知事が、31日に能登半島地震の被災地である石川県輪島市を訪れました。元日の地震で大規模火災に見舞われた朝市通り周辺や、仮設住宅などを視察した上で、災害廃棄物の一部を、東京都でも受け入れる考えを明らかにしました。

午前11時前、輪島市役所に到着した東京都の小池百合子知事。

上下水道や道路の復旧工事のため、被災地に派遣されている東京都の職員3人を前に、「苦労が多いと思うが、体に気をつけて頑張って下さい」などと激励しました。このあと、鳳至小学校のグラウンドに整備された応急仮設住宅や、大規模な火災に見舞われた朝市通り周辺を訪れ、坂口市長から当時の状況について説明を受けました。

また小池都知事は県庁で馳知事と面会し、公費解体で出る災害廃棄物の一部を、東京都でも受け入れる考えを明らかにしました。

小池百合子都知事「要請があれば東京としてお受けする。復旧復興のプランを策定されたということですが、まずは廃棄物の処理から進めていかなければ何事も始まらない。そういう意味で廃棄物処理も意味があると思っている」

また、小池都知事は東京都の購買力を活かし、輪島塗などの特産品の展示即売会の開催も提案しました。

東京都は地震発生後、のべ1700人を超える職員を派遣していて、小池知事は「厳しい仕事もあるだろうが、その一つ一つが被災地の復興に繋がり、経験は東京都の災害時の対応に生かされる」と激励しました。