江の島に咲き誇る「幻の花」 数十年に1度、リュウゼツラン間近で観賞を

AI要約

藤沢市江の島の頂上にある観光庭園で、中米原産の植物リュウゼツランが開花し、観光客がその幻の花を楽しんでいる。

リュウゼツランは数十年に一度しか花を咲かせず、今年も開花。通常は高い位置で花を咲かせるが、苑内には見やすい高さのリュウゼツランもある。

訪れた観光客はリュウゼツランの実物を近くで見られる喜びを語り、植物の素晴らしさを感じていた。

江の島に咲き誇る「幻の花」 数十年に1度、リュウゼツラン間近で観賞を

 神奈川県藤沢市江の島の頂上部にある観光庭園「江の島サムエル・コッキング苑」で、「幻の花」と呼ばれるリュウゼツランが開花し、観光客らが写真撮影などを楽しんでいる。

 リュウゼツランは中米原産の植物で数十年に1度花を咲かせるといわれる。同苑によると、2022年にも咲いたという。通常は5~7メートルほどの高さまで茎が伸びた後、上部で花を咲かせるため、花が咲く部分を見ることは難しいが、同苑には高さ約1メートルほどのリュウゼツランが1本あり、近くで見ることができる。

 29日に同苑を訪れた市内在住の平尾菊江さん(45)は「好きな香水の原料となっているリュウゼツランを、近くで見てみたいと思って来ました」と言い、友人の有村朗子(あきこ)さん(64)は「実物を間近に観賞できてうれしい」と話していた。