「川の水が見たことない濁り」…高規格道・北薩トンネル壁面の崩落影響か、土砂含んだ湧水が流れ込む 出水・高尾野川
AI要約
鹿児島県出水市高尾野の高尾野川で、水が白っぽく濁る現象が起きており、原因は北薩トンネル内から流れる土砂を含んだ湧き水とみられる。
住民らは水が急濁りし、異常な状態になっていることを証言しており、専門家の意見を待ちながら対応が行われている。
北薩横断道路のトンネル崩落が原因として疑われ、地域住民や関係機関が状況を注視している。
鹿児島県出水市高尾野の高尾野川で、水が白っぽく濁る現象が起きていることが２９日までに分かった。県北薩地域振興局は、壁面が崩れた地域高規格道路「北薩横断道路」の北薩トンネル内から土砂を含んだ湧き水が川に流れているとみている。
住民らによると、２６日ごろから濁りだした。同市高尾野町大久保の農業男性（７２）は「２７日は汚れた水に牛乳を混ぜたような乳白色だった。見たことのない濁りで驚いた」と話した。２８、２９の両日も白っぽい水や、茶色っぽい水が流れているのが見られた。
同振興局土木建築課は「トンネルの崩れは収束していない状況。収まるのを待ちながら、専門家の意見を聞いて対応したい」としている。
