本物の市議会議場で一般質問 「駅の活性化へ休憩する場を」「高齢ドライバーの事故防止に循環バスは」 「子ども議員」12人が市長と教育長へ質問

AI要約

埼玉県日高市で子ども議会が開かれ、市立小学校と義務教育学校6年生の子ども議員が市制に関する質問を行った。

子ども議員が市長や教育長に対し、活性化や交通安全などの提案を行い、市長は真剣に答えた。

議長に就いた子どもたちも責任を持って進行し、議会は有意義なものとなった。

本物の市議会議場で一般質問 「駅の活性化へ休憩する場を」「高齢ドライバーの事故防止に循環バスは」 「子ども議員」12人が市長と教育長へ質問

 埼玉県日高市は24日、市議会本会議場(日高市南平沢)で子ども議会を開き、市立小学校と義務教育学校6年生の「子ども議員」12人が市制に関する一般質問を行った。

 今年で7回目の開催。子ども議員には任命書が交付され、1人1問、谷ケ崎照雄市長と中村一夫教育長に質問した。「高麗川駅周辺の活性化のため、休憩する場が欲しい」「高齢者ドライバーの事故防止のため循環バスが必要では」などの問いに、谷ケ崎市長は「集客が見込めるかなどの調査を行い、企業に興味を持ってもらう取り組みを進める」「循環バスは利用者が増えずに廃止した経緯がある。(高齢者の移動手段について)本年度中には方策に結論を出したい」と答弁した。

 高麗小の堀口和葉さん、高麗川小の千葉葵さんが議長を務め、議会を進行した。千葉さんは「人の名前を読み上げるときは、間違えられないので難しくて緊張した。(質問は)日高市の発展につなげたいと考えた」と話した。

 谷ケ崎市長は「毎年の楽しみ。提案をしっかり受け止めてきちんと答え、街づくりに積極的に生かしていく」とあいさつした。