終了間際の大逆転劇! なでしこジャパン ブラジル代表に2対1で勝利 GK平尾知佳(新潟L)はベンチに【パリ五輪】
なでしこジャパンがブラジルを逆転勝利し、決勝トーナメント進出に向けて大きな一歩を踏み出す。
前半では決定機を迎えるも得点を挙げられず、後半に先制点を許すが、終盤にPKとロングシュートで逆転。
次戦はナイジェリアとの対戦が控えており、勝利を目指して準備を進める。
パリオリンピック™の女子サッカー日本代表“なでしこジャパン”は日本時間29日にグループリーグ第2戦のブラジル戦を迎えました。
日本は後半アディショナルタイムにPKで追いつくと、終了間際に途中出場のMF谷川萌々子がロングシュートを決め逆転勝利!決勝トーナメント進出をかけて次のナイジェリア戦に挑みます。
試合は前半19分、クロスからFW田中美南が決定機を迎えるもシュートは枠をとらえきれません。
さらに前半終了直前にはDF守屋都弥のシュートが相手の手に当たったとしてPKの判定。これをFW田中が蹴るもキーパーの正面。得点を挙げられないまま、前半を終えます。
すると後半11分、日本はブラジルにスルーパスを通されると、そのままクロスからシュートを決められ先制点を奪われます。
日本は後半23分にFW田中が決定的なシュートを放つものの、相手キーパーのファインセーブに遭いゴールならず。その後もMF長谷川唯やDF南萌華がゴールを狙いましたが得点が挙げられないまま、終了が近づきます。
すると後半44分。ペナルティエリア内でMF谷川萌々子が切り返したシーンでVARに。滑り込んだ相手の手がボールに触れたとしてPKを獲得します。
キッカーはキャプテンのDF熊谷紗希が決めて同点に追いつきます。
そして歓喜の瞬間は後半51分。試合終了の直前でした。
MF清家貴子がドリブルを仕掛けますが相手の守備に遭いボールを失います。
しかし相手のパスミスをMF谷川が見逃しませんでした。ダイレクトでシュートを放つと、相手キーパーの頭上を越え、ネットを揺らします。
これが決勝点。日本は土壇場でブラジルから勝利をもぎ取りました。
次の試合は日本時間の8月1日午前0時からナイジェリアと対戦します。
なお、アルビレックス新潟レディースのGK平尾知佳は出場機会がありませんでした。