「本当に素晴らしい選手たち」なでしこジャパン監督が逆転勝利を讃える。谷川萌々子投入ズバリも「彼女だけでは…」【パリ五輪】
なでしこジャパンは、パリ五輪のグループリーグ第2節でブラジルに2-1で勝利し、ベスト8入りに前進した。
谷川の途中出場が大きく作用し、逆転劇を演じたなでしこは、チームの団結力が光った。
次戦のナイジェリア戦での自力での勝利が、なでしこジャパンの決勝トーナメント進出への鍵となる。
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は現地時間28日、パリ五輪(パリオリンピック)2024・女子サッカー競技のグループリーグ第2節でブラジル女子代表と対戦し、2-1で勝利。グループリーグ突破へ王手をかけた。この試合後、なでしこを率いる池田太監督がインタビューに応じた。
初戦のスペイン戦を1-2で落とし、なんとしてもここで勝ち点3を奪いたかったなでしこは、前半にPK失敗があるなど、チャンスを仕留めきれずスコアレスのまま後半へ。すると56分、カウンターからジェニファーにゴールネットを揺らされ、嫌な時間にリードを奪われてしまった。
その後日本は反撃に出るも、なかなか得点を奪えず、時計の針は後半アディショナルタイムへ。すると、途中からピッチに入った谷川萌々子の仕掛けからPKを奪うと、主将・熊谷紗希がこれを冷静に沈めて同点に。さらにその直後、相手のミスを見逃さなかった谷川が目を見張るようなスーパーゴールを決めて、一気に逆転。試合はそのまま2-1で終了し、なでしこはベスト8入りに近づいた。
劇的な勝利に池田太監督は「ハーフタイムに気持ちを切り替えてしっかりと戦ってくれましたし、ビハインドになった時も最後までチームで戦う狙いをもった」とコメント。さらに「本当に素晴らしい選手たちだなと思います」とピッチで戦った選手たちを讃えた。
この試合では谷川の投入がズバリ的中した。その采配について問われた池田監督は「彼女だけではなくて、(その他の)交代した選手もしっかりと自分の役割を果たしてくれました」と谷川と同じく途中交代で入った植木理子や清家貴子への労いも忘れなかった。
グループ最終節の相手はナイジェリア。なでしこジャパンは自力で決勝トーナメントに進めるだろうか。