なでしこ、動じず 鉄道網破壊でバス移動―サッカー女子〔五輪〕

AI要約

日本女子代表がブラジル戦に臨む際、フランスの高速鉄道網が破壊された影響で急きょバス移動となった。

選手はバス移動にもネガティブにならず、移動中に体に負担がかからないよう配慮された。

なでしこジャパンはブラジル戦に向けて気持ちを切り替え、チームとして前進する意気込みを見せている。

 【ボルドー(フランス)時事】サッカー女子の日本(なでしこジャパン)は28日午後5時(日本時間29日午前0時)から、パリで1次リーグ第2戦のブラジル戦に臨む。

 フランス高速鉄道(TGV)網が破壊行為を受けた影響で、西部ナントからパリへの移動が急きょバスに変更。騒動に巻き込まれた形だ。

 27日にオンラインで取材に応じた南(ローマ)は「過去にもタイトな移動はあった。冷静に、バス移動にもネガティブになることはなかった」と話した。座席の広さや所要時間はTGVの方が快適だが、途中に休憩を挟むなどして体に負担がかからないよう配慮したという。

 日本は第1戦でスペインに1―2で敗れた。ブラジルはナイジェリアに勝っており、なでしことしてはブラジルをたたいておきたい。南は「まだあと2戦ある。まずはブラジル戦に気持ちを切り替えて、チームとして向かっていく」と力を込めた。