尖閣周辺に再び中国船 4隻、5日ぶり

AI要約

尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船4隻が領海外側に入り、日本の海上保安庁が警戒中。

中国政府は尖閣諸島の領有権を主張し、国際社会への示威を続けている。

中国艦船は日本漁船への威嚇や操業妨害等を行い、緊張が続いている。

 第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島(石垣市)周辺の領海外側にある接続水域に28日午前9時ごろ、中国海警局の艦船4隻が相次いで入った。中国艦船が尖閣周辺で航行するのは23日以来、5日ぶり。中国艦船は同日まで過去最長記録となる215日連続で航行していたが、台風3号の接近に伴って一時避難していた。

 中国政府は艦船を常時派遣することで、国際社会に対し、尖閣諸島の領有権主張を既成事実化する狙いがあると見られる。中国艦船は領海侵入を常態化させており、周辺を航行する日本漁船への威嚇や操業妨害も繰り返している。

 28日現在、尖閣周辺を航行する4隻は「海警1303」「海警1106」「海警1105」「海警1109」で、いずれも機関砲らしきものを搭載している。海保の巡視船が領海に侵入しないよう警告している。