色素欠けて青色に 根羽村カエル館に突然変異のアマガエル【長野県】

AI要約

長野県根羽村茶臼山高原にある「カエル館・茶臼山高原両生類研究所」に、青色のアマガエルが仲間入りした。突然変異により黄色の色素が欠けて本来の緑色になれなかったとみられ、「推計で数万匹に1匹の出現率」(熊谷聖秀館長)。

カエルの体長は約1センチ。飯田市駄科の住民が14日に自宅の庭先で発見し、連絡を受けた熊谷館長が引き取った。

同館ではこれまでにも青いアマガエルを飼育していたことがあるが、「まだら模様になる個体もいる中で、きれいな青色をしている」という。突然変異が起きる理由は分かっていないが、遺伝的な影響もある可能性がある。

色素欠けて青色に  根羽村カエル館に突然変異のアマガエル【長野県】

 長野県根羽村茶臼山高原にある「カエル館・茶臼山高原両生類研究所」に、青色のアマガエルが仲間入りした。突然変異により黄色の色素が欠けて本来の緑色になれなかったとみられ、「推計で数万匹に1匹の出現率」(熊谷聖秀館長)。館内の飼育槽で元気に動き回り、来館者の注目を集めている。

 カエルの体長は約1センチ。飯田市駄科の住民が14日に自宅の庭先で発見し、連絡を受けた熊谷館長が引き取った。

 同館ではこれまでにも青いアマガエルを飼育していたことがあるが、「まだら模様になる個体もいる中で、きれいな青色をしている」という。オタマジャクシからカエルになったばかりとみられ、「大きく成長すればもっときれいに見えるのではないか」とした。

 24日は愛知県などから観光客が来館し、飼育槽の前で足を止めていた。夫婦で訪れた半田市の男性は「普段見ることのない鮮やかな色が珍しく、つい目が行ってしまう」と興味深げだった。

 突然変異が起きる理由は分かっていないが、熊谷館長によると、過去には飯島町の同じ田んぼで毎年のように青いアマガエルが見つかった事例もあり、「遺伝的な影響もあるのかもしれない」と話していた。

 開館時間は午前10時~午後3時(土日は同4時まで)。9月3日までは毎日開館する。問い合わせは同館(電話0265・49・2580)へ。