高校野球福島大会4強 浜の伝統校、快進撃 磐城 闘志前面「歴史つくる」
磐城高校が23年ぶりに全国高校野球選手権大会の4強進出を果たした。
チームは闘志を前面に出し、練習の成果を活かした戦術で勝利を重ねている。
次なる目標は29年ぶりの夏の甲子園出場へ向けて、主将を中心に全力で戦うこと。
浜の伝統校の快進撃が止まらない。24日に行われた第106回全国高校野球選手権福島大会準々決勝で勝利した磐城は23年ぶりの4強進出を決めた。準決勝で磐城は聖光学院と対戦。前回王者に挑む。
磐城は東日大昌平とのいわき支部対決を制し、長年突破できなかった準々決勝の壁を破った。ナインは400~500人が集まった全校応援のスタンドに向かって力強くガッツポーズした。
「ワイルドベースボール」をテーマに、闘志を前面に出した野球を貫く。ベンチからかけ声が絶えず、グラウンドに立つ選手を鼓舞し続ける。毎日犠打の練習を1時間取った成果があり、小技を生かした緻密な攻撃が発揮されている。
目指すは29年ぶりの夏の甲子園出場だ。高橋由伸主将(3年)は「次戦の聖光学院に全力で立ち向かいたい。自分たちが新しい歴史をつくる」と力を込めた。