新名物!特産ノリと米粉のパウンドケーキ 宇土高生が開発 消費拡大へ魅力発信 23日に熊本市で販売

AI要約

宇土高(宇土市)の3年生5人が、有明海産ノリと宇土産米粉を使ったパウンドケーキ「ドリューさんのおやつ」を開発し、初めて販売した。

開発は課題研究の一環で行われ、宇土の魅力を発信し、地元のノリとコメの消費を拡大する狙いがあった。

商品化には障害福祉事業所「支援センター 銀河カレッジ」が協力し、ノリの風味を損なわない工夫を凝らして製造された。

新名物!特産ノリと米粉のパウンドケーキ 宇土高生が開発 消費拡大へ魅力発信 23日に熊本市で販売

 宇土高(宇土市)の3年生5人が、有明海産ノリと宇土産米粉を使ったパウンドケーキ「ドリューさんのおやつ」を開発した。13日、同市の「昭和カフェ銀乃船」であった子ども食堂で初めて販売。「宇土の新名物」をアピールした。

 開発は課題研究の一環。5人は宇土の魅力を発信し、地元のノリとコメの消費を拡大しようと、昨年4月から試作を繰り返した。

 同市の障害福祉事業所「支援センター 銀河カレッジ」が商品化に協力。添加物を使わない菓子を販売する同事業所の技術を生かし、ベーキングパウダーを使わず、メレンゲでケーキを膨らませた。バターの代わりにサラダ油を使用し、ノリの風味を損なわないよう工夫した。

 切り口は緑色のマーブル模様で、同市の景勝地・御輿来[おこしき]海岸の砂紋を思わせる。商品名は、ノリの養殖技術向上に貢献した英国の海藻学者から名付けた。

 この日は100個を完売。生徒は「ノリはご飯のお供という印象が強いが、スイーツとしてもおいしい。宇土といえばノリというイメージを広めたい」と意気込んだ。

 23日には熊本市中央区の熊本城ホールで、100個を特別価格150円で販売する。今後は宇土市や宇城市の道の駅などで販売予定。銀河カレッジ☎0964(23)1090。(清島理紗)