土用の丑の日「ウナギ食べたい」 静岡県内専門店にぎわい 価格高騰も

AI要約

土用のうなぎの日の24日、静岡県内のウナギ専門店が猛暑を乗り切ろうとスタミナ食のウナギを求める多くの客でにぎわった。

浜松市中央区飯田町の「炭焼うなぎ あおいや」では、開店前から行列ができ、人気の「うな重」は値上げされた理由が明かされた。

蜂須賀社長は「稚魚の不漁やコスト上昇の影響で値上げを余儀なくされたが、お客さんには美味しいウナギを提供したい」と語った。

土用の丑の日「ウナギ食べたい」 静岡県内専門店にぎわい 価格高騰も

 土用の丑(うし)の日の24日、静岡県内のウナギ専門店は猛暑を乗り切ろうとスタミナ食のウナギを求める多くの客でにぎわった。

 浜松市中央区飯田町の「炭焼うなぎ あおいや」では、開店2時間前の午前9時ごろから店の前で客が並び始めた。焼津市から来店した男性会社員(34)は「表面がぱりっとしていて、中身はふんわりとしている。ウナギを食べるとしたら、この店と決めている」と話した。

 店内では蜂須賀強社長(68)が火力の強い備長炭で約250グラムと大きめのウナギを次々と焼き上げ、秘伝のタレに漬け込むと、店中に香ばしい匂いが漂った。

 一番人気の「うな重」は税込み3900円。今月1日から300円の値上げに踏み切った。蜂須賀社長は「多くのお客さんにおいしいウナギを食べてもらいたいが、稚魚が捕れなかった今年は値上げするしかなかった。光熱費や人件費も上がっている」と語った。