立山町、町営EVバスお披露目 富山県内初、8月から運行

AI要約

富山県立山町で初めて導入される電気自動車(EV)の小型バスのお披露目試乗会が開催された。舟橋貴之町長は、問題がなければ今後もEVを導入していく考えを示した。

導入されるEVバスは中国・比亜迪(BYD)ジャパン製の36人乗り車両「J6」で、日本向けに設計されており、最大210キロの航続距離を持つ。設備面でも充実しており、災害時の電源活用も可能とされている。

舟橋町長が試乗会を開催し、町や関係者が乗り心地を確認。今後の運行に期待が寄せられている。

立山町、町営EVバスお披露目 富山県内初、8月から運行

 富山県立山町は23日、県内自治体で初めて導入する電気自動車(EV)の小型バスのお披露目試乗会を町元気交流ステーションで開いた。8月1日から町営バス伊勢屋線の一部で運行する。舟橋貴之町長は開会あいさつで「運行に問題がなければ、EVバスやEVをさらに導入していく」と述べた。

 EVの小型バスは、中国・比亜迪(BYD)ジャパン製の36人乗りの車両「J6」。同社によると、日本向けに設計された車両で、一般的なEVの2倍となる138キロワットのバッテリーを搭載し、航続距離は210キロ。100ボルトのコンセント1カ所と各座席に充電用のUSBを備え、災害時の電源活用も可能。購入価格は2993万円で環境省の支援を活用した。

 舟橋町長が運転手に交通安全のお守りを手渡し、試乗会を開催。町や国土交通省北陸信越運輸局、富山地鉄の関係者らが乗り心地を確認した。