ヒョンデ、新型EVバス「エレクシティタウン」日本市場へ導入 中型路線バスを2024年末発売

AI要約

ヒョンデ(Hyundai Mobility Japan)は2024年末から日本市場で新型EVバス「ELEC CITY TOWN」の販売を開始することを発表。

エレクシティタウンは航続距離200km以上を確保するEVバスで、日本のバス車体規格ガイドラインに準拠し、日本市場のニーズに合わせた装備を採用。

ヒョンデは過去に大型観光バス「Universe」や路線EVバス「ELEC CITY」シリーズを展開し、日本市場でのEVバスラインアップを拡充してきた。

ヒョンデ、新型EVバス「エレクシティタウン」日本市場へ導入 中型路線バスを2024年末発売

 ヒョンデ(Hyundai Mobility Japan)は7月23日、中型路線バスの新型EVバス「ELEC CITY TOWN(エレクシティタウン)」を日本市場で2024年末から販売を開始すると発表した。

 エレクシティタウンは航続距離200km以上を確保するEVバスで、日本のバス車体規格ガイドラインに準拠するとともに、日本市場のニーズに合わせた装備を採用。主要諸元としては、車体サイズは8995×2490×3400mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは4420mm、乗員定員は55名(18+36+1)。モーター最高出力は160kWで、最高速は80km/h。

 バッテリ容量145kWhのリチウムイオンバッテリを搭載し、充電方式はCHAdeMOに対応。90kWh×2の入力に対応し、短時間で充電ができる。航続距離は自社基準(定速60km/h)による測定で233km(自社基準・定速30km/hによる参考値では330km)としている。

 ヒョンデでは日本市場で2009年から大型観光バス「Universe(ユニバース)」を販売し、各地のバス事業者に導入実績がある。路線EVバスでは「ELEC CITY(エレクシティ)」シリーズを2017年に韓国で発売し、アップデートを重ねながら路線EVバスのラインアップを拡充させてきた。

 日本に導入されるエレクシティタウンは、日本のバス車体規格ガイドラインに準拠。ワンマン路線バスに必要な装備の架装に対応するとともに、VDC(車両安定装置)やEDSS(ドライバー異常時対応システム)をはじめ、日本のバス事業者から要望の多い安全装置を標準装備。さらに、新規車両登録後からフロントガラス、サイドミラー(片側)は10年間、タイヤパンクは5年間にわたり修理・交換サービスを提供するという。