ヒョンデ、屋久島に電気バス5台 岩崎産業と基本合意書締結、国内初投入

AI要約

鹿児島県を中心に交通・観光事業を手掛ける岩崎産業と韓国のヒョンデモビリティジャパンが屋久島での電気バス導入に基本合意。

導入されるのはリチウムイオンバッテリー搭載の中型電気路線バスで、航続距離は200キロ以上。

屋久島では自然エネルギーを活用し、岩崎産業はゼロエミッションを目指してバスを電気バスに切り替えていく意向。

ヒョンデ、屋久島に電気バス5台 岩崎産業と基本合意書締結、国内初投入

 韓国・現代自動車の日本法人「ヒョンデモビリティジャパン」(横浜市)は、鹿児島県を中心に交通・観光事業などを手掛ける岩崎産業(鹿児島市)との間で、同県・屋久島での運行を目的とした電気バス5台の販売に関する基本合意書を締結した。今月18日付。日本市場へのヒョンデのEVバス投入は初めて。

 導入が決まったのは、リチウムイオンバッテリー搭載の中型電気路線バス「ELEC CITY TOWN(エレクシティタウン)」で、航続距離は200キロ以上。

 世界自然遺産に登録されている屋久島では、島で使う電力の99%以上を自然エネルギーの水力発電が担っている。岩崎産業の岩崎芳太郎社長は「わが社は屋久島で乗り合いバス27台、貸し切りバス22台があり、時間をかけて全部を電気バスに替えていきたい。経営方針としてゼロエミッションを目指したい」と話した。

 ヒョンデモビリティジャパンの趙源祥(チョ・ウォンサン)社長は「日本が誇る自然遺産の屋久島でEVバス1号車を納車できることはうれしい」と述べた。