6つの市のごみ処理担う新環境センターが着工 2027年供用開始へ 総事業費は約900億円 大分

AI要約

大分県内に新しく整備される環境センターの工事が始まりました。新施設は2027年度に供用開始予定で、老朽化した施設を代替します。

新環境センターは総事業費が900億円近くかかり、高度な排ガス処理技術や災害対策機能を備えています。また、豊後大野市を含む6市のごみ処理を担当し、広域施設となります。

2027年10月に供用開始予定の新環境センターにより、福宗と佐野のごみ処理施設が廃止されます。

6つの市のごみ処理担う新環境センターが着工 2027年供用開始へ 総事業費は約900億円 大分

大分県内6つの市のごみ処理を担う新しい環境センターが大分市に整備されます。2027年度の供用開始を目指して本格的な工事が始まりました。

大分市では、福宗と佐野の2か所のごみ処理施設が老朽化していることから、上戸次地区で新環境センターを整備する事業を進めています。

建設予定地で23日起工式が行われ、足立市長をはじめ、100人を超える関係者が工事中の安全を祈願しました。

(大分市・足立信也市長)「将来を見据えた施設、そして市民・県民がごみに対しての考え方資源化を取り組んでいけてこれが全国的なモデル事業になればいいな」

新環境センターは総事業費が900億円近くにのぼり、排ガスの高度処理技術や東日本大震災クラスの災害対策機能が備わっています。敷地内にはごみ処理施設のほか、焼却の予熱を利用した入浴施設やプール、多目的広場も整備されます。

また、新環境センターでは大分市がすでに受け入れている由布市・臼杵市・竹田市・津久見市の4市に加えて、新たに豊後大野市からのごみも処理します。

完成すれば県内の人口の半数を超えるおよそ60万人をカバーする広域施設になります。

(豊後大野市・川野文敏市長)「これだけの6市で共同してやっていくので、スケールメリットがかなり出ると思います。豊後大野市が現在単独で運営している経費に比べたら委託事業になりますけど、かなり安く抑えられると思います」

大分市の新環境センターは2027年10月に供用開始を目指していて、現在の福宗と佐野のごみ処理施設は廃止されます。