イベント用ステージや勉強スペース 南阿蘇鉄道・高森駅横の交流施設が完成

AI要約

南阿蘇鉄道高森駅周辺の交流施設の完成記念式典が行われた。

総工費9億8800万円をかけた駅周辺整備事業が完了し、新しい駅舎と交流施設が供用された。

式典には約100人が出席し、南鉄の記念イベントも開催された。

イベント用ステージや勉強スペース 南阿蘇鉄道・高森駅横の交流施設が完成

 南阿蘇鉄道の高森駅(高森町)横に、町が建設していた交流施設の完成記念式典が13日、現地であった。この施設の完成で、駅の建て替えを含む町の「駅周辺整備事業」が完了した。

 事業は総工費9億8800万円。2021年11月に着手し、新しい駅舎は23年4月に供用開始した。交流施設は木造平屋、延べ床面積261平方メートル。子どもの勉強スペースや、イベント用ステージを備える。建て替え前の駅舎のシンボルだった「とんがり屋根」に代わり、町のヒノキを使った「南郷檜[なんごうひ]の塔」(高さ12メートル)を作った。

 式典には約100人が出席。草村大成町長が「多くの人に南阿蘇鉄道と駅を利活用してもらうため、町も努力する」とあいさつ。式典に続き、15日に全線再開1周年を迎える南鉄の記念イベントも開かれた。(中島忠道)