降りて絶句の相鉄線「屈指の閑散駅」ここまで変わった! 大型商業施設いよいよ開業 “知られざる便利駅”本領発揮へ

AI要約

相鉄いずみ野線のゆめが丘駅とその周辺が大きな変革期を迎えている。2024年に大規模複合商業施設が開業予定で、駅は特徴的な外観で知られ、利便性も向上している。

長らく開発が進まなかった駅周辺は、相鉄が再開発を推進中。計画人口は5200人で、商業施設や病院、住宅などが開発される予定。

賑わいの核となる商業施設は、127店舗が出店する大規模施設で、相鉄グループが運営管理を行う。駅周辺開発は同社グループの再開発プロジェクトの一環で、最後を飾る予定。

降りて絶句の相鉄線「屈指の閑散駅」ここまで変わった! 大型商業施設いよいよ開業 “知られざる便利駅”本領発揮へ

 相鉄いずみ野線の「ゆめが丘」駅(横浜市泉区)とその周辺が、大きな変革期を迎えています。駅前には2024年7月25日(木)、賑わいの核となる大規模複合商業施設「ゆめが丘ソラトス」が開業します。相鉄グループはオープンに先立つ7月22日(月)、同施設を報道関係者に公開しました。

 ゆめが丘駅は、駅全体がアーチ状の鉄骨で覆われる構造が特徴。まるで宇宙船のような外観で、「関東の駅100選」にも選出されているほか、CMやドラマの撮影に使用されることも多く、メディア露出が多い駅となっています。

 

 また、横浜市営地下鉄の下飯田駅が近くにあるほか、幹線道路の環状4号線に面しているなど、知られざる交通結節点でもあります。2023年4月の相鉄・東急直通線開業後は、ゆめが丘から東京都心や埼玉方面まで直通する列車も誕生し、利便性が大きく向上しました。

 

 ただ、1999(平成11)年の開業以来、駅周辺は長らく一面に畑や空き地が広がる状態が続き、家屋もまばらでした。駅の乗降人員は1904人(2021年度)と、相鉄線で最下位の状況が続いています。何もない状態が長く続いていたのは、「市街化調整区域」に指定されていたためです。

 現在は相鉄グループが駅周辺の開発を推進中。大規模商業施設「ゆめが丘ソラトス」や総合病院、住宅などを開発しており、計画人口は約5200人となります。同社グループは「選ばれる沿線」を目指し、沿線の6か所で再開発や土地区画整理事業を進めていますが、ゆめが丘駅周辺開発は、その最後を飾るプロジェクトになるそうです。

 賑わいの核となる商業施設「ゆめが丘ソラトス」は、127店舗が出店する「ソラトス1」、ヤマダデンキテックランドが出店する「ソラトス2」、駅高架下の「ソラトス3」で構成。延床面積は約9万6800平方メートル(店舗面積約4万2700平方メートル)とかなり大規模です。開発は相鉄アーバンクリエイツが担当し、相鉄ビルマネジメントが運営管理を行います。