体長8メートル!カムイサウルスが東北初上陸 仙台市科学館で特別展 8月25日まで

AI要約

特別展「恐竜最前線2024」が仙台市青葉区のスリーエム市科学館で始まり、目玉は新種の大型恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」の全身骨格模型。カムイサウルスは7200万年前の白亜紀後期に生息した大型草食恐竜で、2003年に北海道むかわ町穂別で発見された。

展示ではカムイサウルスの他にも同時代の恐竜の生体復元模型など約40点が紹介され、最新の研究成果も紹介される。会期は8月25日まで。

また、27日には北海道大博物館の小林快次教授による特別講演があり、事前抽選で80人が参加できる。入場料は大人1000円から。

体長8メートル!カムイサウルスが東北初上陸 仙台市科学館で特別展 8月25日まで

 特別展「恐竜最前線2024」が20日、仙台市青葉区のスリーエム市科学館で始まった。目玉は北海道むかわ町穂別で化石が発見された新種の大型恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」の全身骨格模型で、東北では初公開となる。8月25日まで。

 カムイサウルスは7200万年前の白亜紀後期に生息したハドロサウルス科の草食恐竜で、体長約8メートル、推定体重4トン以上。2003年に穂別地区の住民が化石の一部を見つけ、13、14年の本格調査で全身の8割の化石が発掘された。大型草食恐竜の全身骨格の発見は国内初だった。

 カムイサウルスと同じ時代を生きた恐竜の生体復元模型など約40点も展示。恐竜の鳴き声の謎といった最新の研究成果を紹介する。

 19日に報道向けの公開があった。市科学館の沼尾和弥指導主事は「カムイサウルスの化石は極めて保存状態が良く、国内では類を見ない。『奇跡の発見』の迫力を存分に味わってほしい」と話した。

 入場料は大人1000円、高校生600円、小中学生300円。27日はカムイサウルスの発掘を指揮した北海道大博物館の小林快次教授を招いた特別講演がある。午前11時から、事前抽選で定員80人。講演の様子は当日、科学館3階のエントランスで動画中継する。

 河北新報オンラインで「イチから分かる! 東北初上陸の『カムイサウルス』」が読めます。