恐竜の脳から生態を解き明かす 御船町恐竜博物館で夏の特別展 9月29日まで 

AI要約

御船町恐竜博物館の夏季特別展「恐竜の脳力」が20日、開幕する。恐竜の脳に関する研究や特徴、生態を紹介する展示で、9月29日まで開催される。

展示では、恐竜ごとに頭骸骨と復元した脳の模型を展示し、さまざまな特徴を解説。例えば、トリケラトプスは三半規管の発達から、「素早い動きは得意ではなかった」という特徴が明らかになっている。

20日には入場料を支払うと、河部研究員による「恐竜の脳を研究する」と題した講演が行われる。会場は御船町カルチャーセンターで、入場料は無料。

恐竜の脳から生態を解き明かす 御船町恐竜博物館で夏の特別展 9月29日まで 

 御船町恐竜博物館の夏季特別展「恐竜の脳力」が20日、開幕する。恐竜の脳から分かる特徴や生態などを模型や大型映像で紹介している。同館などの主催で、9月29日まで。

 恐竜の脳や神経系の研究は、CT機器の発達に伴い近年発展している分野。福井県立恐竜博物館が2019年に特別展を企画し、今回、当時の展示物を借り受けて開く。恐竜ごとに頭骸骨と復元した脳の模型を並べ、形や大きさなどから解き明かした特徴を紹介。トリケラトプスは三半規管の発達具合などから、「素早い動きは苦手だったようだ」と説明している。

 19日は関係者向け内覧会があり、特別展で総合監修を務める福井県立恐竜博物館の河部壮一郎研究員(38)は「ちょっとマニアックだが、分かりやすく伝えている。子どもたちも楽しんでほしい」と話した。

 入場料(常設展含む)は大人1200円、高校・大学生700円、小・中学生500円。20日午後2時から、御船町カルチャーセンターで河部研究員が「恐竜の脳を研究する」と題して講演する。無料。町恐竜博物館☎096(282)4051。(河北英之)