紀伊半島知事会議 3県の知事が地域の課題を協議/奈良

AI要約

三重、奈良、和歌山の3県の知事が紀伊半島地域の振興に向けて課題を協議する会議が和歌山県北山村で開かれました。

会議では広域連携や人口減少対策などが議題となり、各県の取り組みが紹介されました。

山下知事は広域連携の重要性を強調し、地域の課題を共通で解決する必要性を述べました。

紀伊半島知事会議 3県の知事が地域の課題を協議/奈良

 三重、奈良、和歌山の3県の知事が紀伊半島地域の振興に向けて課題を協議する会議が和歌山県北山村で開かれました。

 この会議は3県の知事が地域の課題について協議し、紀伊半島地域の振興と活性化を図るものです。34回目を迎えた今回は和歌山県北山村で行われ、知事のほか近隣の市町村長も出席しました。会議では広域連携などが議題となり、人口減少のなか地域が生き残るための取り組みを3つの県が紹介しました。

 このなかで山下知事は、森林管理職を育成し市町村に派遣する「奈良県フォレスター」制度などについて紹介しました。また京奈和自動車道や国道169号などをつなぐ「紀伊半島アンカールート」については、地域活性化のほか、今後南海トラフ巨大地震が発生した際に迅速な復旧・復興につながるとして、早期整備の重要性が改めて確認されました。

 山下知事は「県境はあっても道路や河川はつながっているので、広域で考えて支援を促していかなければならない」としたうえで、知事会議を次のように振り返りました。

山下知事

「抱える問題は皆共通だなと思いました。広域で連携していくことで人口減少に伴う様々な問題を市町村の負担が少なく解決できるんじゃないかと、非常に強く認識しました。粘り強い協議に基づく広域連携の必要性を認識した会議ではなかったかと思います。」