新局長「中央と地域つなぎ役に」 四国財務局、大島朗氏が抱負

AI要約

四国財務局の大島朗局長が地域金融機関に事業者支援を促し、四国の経済活性化に貢献したい意向を表明。

四国経済の現状として人口減少や高齢化が進み、持続的な経済成長の課題があると認識。

四国の金融機関は黒字決算で自己資本比率に問題はないが、厳しい取引先事業者への支援や協力を呼びかける。

 四国財務局の大島朗局長(60)が16日、高松市で就任記者会見を開き「できるだけ多くの現場に足を運び、地域の実情や課題を聞いて中央と地域のつなぎ役として四国の発展に役に立ちたい」と抱負を述べた。地域金融機関に事業者の支援を促し、経済の活性化に貢献したい意向だ。

 四国経済の現状は「全国に先駆けて人口減少、高齢化が進んでいる。持続的な経済成長を実現する上で大きな課題だ」との認識を示した。

 4県の金融機関の経営状況に関しては「いずれも黒字決算で、自己資本比率も特段問題はない」と指摘した上で、物価上昇や人手不足の影響で厳しい取引先事業者への経営改善や事業再生へ協力を求めると述べた。