自分たちで育てた原料使用 児童が越前和紙をすく 思い出の卒業証書に
越前市今立地区の児童が自分で育てた原料を使って越前和紙の卒業証書を作成しました。
岡本小学校では40年以上前から児童たちが卒業証書に使う和紙を自らすいています。
特別な卒業証書は来年春の卒業式で児童たちに手渡される予定であり、門出に花を添えるでしょう。
越前市今立地区の児童が17日、自分たちで育てた原料を使って越前和紙の紙すきに挑戦しました。出来上がった卒業証書は来年春の卒業式で手渡されます。
岡本小学校では40年以上前から卒業証書に使う和紙を自分たちですいています。
和紙の原料となるコウゾは学校の敷地内で児童たちが自ら育てていて、6年生28人は、紙の厚さにムラが出ないように職人の指導を受けながら丁寧に紙をすいていきました。
児童
「楽しかった」
「水の入った箱を水平に持つのが難しかった」
「自分が作ったものが卒業証書になることはあまりないのでうれしい」
すかしに校章と学校名が刻まれた、世界で一枚だけの特別な卒業証書は、来年春の卒業式で一人一人に手渡され、児童たちの門出に花を添えます。