希少淡水魚生息の河川に禁止漁具設置 岡山中央署、容疑で男性書類送検

AI要約

岡山中央署は岡山県内の河川で禁止漁具を設置した男性を書類送検した。

男性は希少な淡水魚を捕獲するためにびん漬けという漁具を使用し、容疑を認めている。

捜査は漁具設置を目撃した情報を受けて行われ、河川には希少淡水魚の生息が確認されている。

希少淡水魚生息の河川に禁止漁具設置 岡山中央署、容疑で男性書類送検

 希少な淡水魚が生息する河川に禁止漁具を設置したとして、岡山中央署は17日、岡山県内水面漁業調整規則違反(漁具漁法の制限・禁止)の疑いで岡山市中区、自営業の男性(80)を書類送検した。

 書類送検容疑は6月17日午前9時40分ごろ、同市中区の旭川支流の河川に淡水魚を捕獲する目的で、禁止漁具の「びん漬け」を設置した疑い。容疑を認めている。

 署などによると、この河川ではアユモドキ(国天然記念物)やスイゲンゼニタナゴといった希少淡水魚の生息が確認されている。漁具は透明な台形のような箱状(長辺20センチ、短辺10センチ、高さ30センチ)で、入り口に魚が逃げないようにする返しが付いている。男性は「2、3年前に業者に作らせた」と供述しているという。漁の目撃者の110番を受けて捜査していた。