「サケ節」唐揚げ好評 標津高の山中さん考案、学祭で提供

AI要約

北海道標津高校で行われた学校祭で、3年生が考案したサケ節を使った鳥の唐揚げが大人気となり、多くの人たちを喜ばせた。

山中快斗さんが考案した「山ピーのザンギBO」は、サケ節やサケ節しょうゆを使用し、サクサクの食感と美味しい風味が特徴的。

唐揚げの味を楽しんだ生徒や保護者からは好評だったが、山中さんは改良の余地を感じ、今後の挑戦に意欲を見せている。

「サケ節」唐揚げ好評 標津高の山中さん考案、学祭で提供

 北海道標津高校(渡辺幹夫校長、生徒数55人)の学校祭で、3年生が家庭科「フードデザイン」で考案した町の特産品「サケ節」を使った鳥の唐揚げが生徒や一般公開で訪れた保護者らに提供された。用意した20㌔を完食する人気ぶりで、町ならではのアイデア料理が大勢の人たちを喜ばせた。

 鳥の唐揚げを考案したのは3年生の山中快斗さん(18)。名付けて「山ピーのザンギBO」は、揚げても香りが消えないサケ節やサケ節しょうゆを味や風味付けに活用し、改良を重ねて完成させた。片栗粉と米粉をまぶして鳥肉を揚げてサクサクとした食感に仕上げ、中からあふれ出る肉汁と共にサケ節の香りやだししょうゆのうま味が味わえる。

 この日は校内展示などを巡った保護者や生徒が正面玄関前のブースを訪れ、唐揚げが3~4個入った紙コップを受け取り、笑顔で味わった。生徒からは「サケ節の風味が唐揚げと合う」、保護者からは「アルコール飲料と相性が良さそう」などの声が寄せられた。

 山中さんは「荒削りのところがあり、風味付けなどに改良の余地がある。再度挑戦できる機会があるかもしれないので、工夫と努力を続けたい」と思いも新たにしていた。